WordPressの運用やPHPプログラムの運用をレンタルサーバーを借りて行っています
レンタルサーバーと自分のパソコンとのファイルのやりとりには、WebDAVかFTPを利用しているのですが、WebDAVが使えるサーバーであれば、WebDAVのほうがずっと使い勝手が良いと思います
WebDAVとは?
WebDAVとは、Webサーバーに対して直接ファイルのコピーや削除を行ったり、ファイル修正編集などを行える機能を持ったファイルシステムを実現するプロトコルです
なわけですが、WordPressのカスタマイズを行ったり、PHPプログラムの運用を行ったりする際にどんなことができるのか?
ただ単にWordPressのサイトを作成して運用していくのであればあまり必要はないと思います(FTPだって必要ないでしょう)
WebDAVを使ってできること
端的に言って何ができるのかというと、WindowsでもMacでも良いのですが、パソコンの中にあるファイルと同じ操作感覚でWebサーバーにあるファイルも作成や修正編集やコピーなどを行えるということです
ソースファイルやカスタマイズするファイルをサーバーに置いたまま、サーバーのファイル管理機能を使って編集するなんてことはまずやりません
レンタルサーバーのファイル管理機能もソースの編集機能も使いにくいです
ですから、WebDAVを使わない場合は、Webサーバーのフォルダに、ファイルをアップロードしたり、ファイルを新規作成したり、修正編集したりする場合というのは、パソコン上で操作したファイルをFTPソフトを使ってアップロード/ダウンロードしたり、Webサーバーのファイル管理画面で操作したりすることになりますが、けっこう煩わしかったり、使いにくかったりします
WordPressのファイルを編集してテーマやプラグインの作成やカスタマイズを行ったり、PHPのプログラミングを行おうとすると、パソコンとWebサーバーの間でのファイルのやりとりが頻繁に発生しますから、このファイルのやりとりはできるだけ、操作感を統一して、煩わしくなく、使いやすい方法にしたくなります
そこでWebDAVです
パソコン上のファイル操作と同じ感覚で、WebサーバーとのファイルのやりとりやWebサーバー上のファイル操作ができるわけです
WebDAVの使い方 Windows10
WebDAV Windows10での使い方
WebDAVを利用した場合のWindows10でのフォルダやファイルの操作についてです
WebDAVでWebサーバーに接続すると、Windows10のエクスプローラーの「PC」では「ネットワークの場所」にWebDAVで接続したWebサーバーが見えます
ドライブとは別の場所になりますが、同じように見えることになります

そして、Webサーバー上のフォルダを参照すると、パソコンのディスク上にあるフォルダを見る場合と同じようにみえます
これで、フォルダもファイルもパソコン上にあるものと同じように扱えます

ただし、ファイルやフォルダのは操作や保管・バックアップはパソコン側で行って、Webサーバーにはパソコンからファイルをコピーするという使い方にしておいたほうがよいと思います
そうしておかないとどっちは最新版かとか、どっちを編集していたのかとかわからなくなりますし、バックアップもして世代管理もしっかりしておいたほうがよいです
WebDAV Windows10でのサーバー接続設定
Windows10でのWebDAVでのWebサーバーの接続方法です
エクスプローラーの「PC」の「コンピューター」に「ネットワークの場所の追加」というのがあります
ここで「インターネットまたはネットワークのアドレス」を設定して、アカウントとパスワードを入力するだけです

WebDAVサーバー 設定情報(ロリポップ!)
アドレスとアカウントとパスワードは、Webサーバーのサーバー情報にあります
それぞれ設定すればつながりますから簡単でしょう
WebDAV→アドレス
FTP・WebDAVアカウント→アカウント
FTP・WebDAVパスワード→パスワード
WebDAVの使い方 Mac
WebDAV Macでの使い方
WebDAVを利用した場合のMacでのフォルダやファイルの操作についてです
WebDAVでWebサーバーに接続すると、MacのFinderでは、「場所」にWebDAVで接続したWebサーバーが見えます
Macの場合は、「場所」に同じように見えることになります

そして、Webサーバー上のフォルダを参照すると、これもMacのディスク上にあるフォルダを見る場合と同じですね
フォルダもファイルもMac上にあるものと同じように扱えます

WebDAV Macでのサーバー接続設定
MacでのWebDAVでのWebサーバーの接続方法です
Finderの「移動」の「サーバーへ接続」で「サーバーアドレス」を設定して接続します
Macの場合も、この後はアカウントとパスワードを入力するだけです
Webサーバー側のアドレス、アカウント、パスワードは上記と同様ですね

ロリポップ! WebDAVが使えるレンタルサーバー
WordPressやPHPプログラムを運用するのにお手頃なレンタルサーバーで、WebDAVを利用できるのが、ロリポップ!サーバーです
WordPressの運用でよくおすすめされているサーバーがいくつかありますが、WebDAVが利用できるので、ロリポップ!を使っています
WordPressでブログを作って、デザインがよくて機能も充実しているテーマを使って、ブログを更新するというだけなら、WebDAVは特に必要はないでしょう
ですが、カスタマイズやWebプログラミングをするなら、WebDAVはFTPよりも断然使いやすいので、カスタマイズやプログラミングしたファイル操作にはWebDAVを利用するのがよいと思います
ロリポップ!は、WebDAVが使えて、小容量・格安から大容量、高速サーバーへステップアップしていけます
ロリポップ!のもっとも安いプランのエコノミーからWebDAVは利用できますが、高速表示が特徴のハイスピードプランではWebDAVが使えません
WordPressとWebDAVを利用するなら、ライト・スタンダード・エンタープライズのプランを選んでください
WebDAVなら外付けディスクほどの容量はないですが、PCのディスクやGoogleドライブやiCloudドライブなどのオンラインストレージと同じようにレンタルサーバーのディスクを利用することも可能です
