デジタル画像のEXIF情報とはどんなものなのかと、WordPressでデジタル画像を使う際のEXIF情報の削除など処置について書いておきます
ブログにはスマートフォンやデジタルカメラで撮影したデジタル画像を多く使用しています
デジタル画像にはEXIF情報という撮影時の情報が付与されています
そのままにしておくのはおすすめしません
Contents
WordPress デジタル画像のEXIF情報の処置
デジタル画像データのEXIF情報とは
デジタルカメラやスマートフォンで撮影したデジタル画像には、EXIF情報がついています
撮影したら自動的についていて、その内容は、撮影日、サイズ、解像度、シャッタースピードや絞り、ISOなどの撮影条件、デバイス名などです
そして、GPSつきのスマートフォンやカメラで位置情報を使用する設定をしていると撮影した場所の緯度経度も入ります
画像を、パソコンでみるとビューワーのメニューの「ファイル情報」などでみることができる情報です
Windows10の場合、エクスプローラーの「表示」のメニューの中にある「詳細ウィンドウ」を使うとビューワーで画像を開かなくても表示されます
この画像は、iphone8を使っている画像なので、デバイスにはiphone8と表示されています
これがEXIF情報です
無料ブログサービスやSNSなどでは、アップロード画像の設定でEXIF情報を削除する設定があったり、そもそもEXIF情報を残さないようにしているところもありますが、WordPressの場合は、何も対策しないと残ってしまいます
そして、投稿記事などからデジタル画像を取り出して、ファイル情報をみるとEXIF情報がみえてしまうわけです
EXIF情報の位置情報・時刻情報の問題点
EXIF情報の中でも特に問題になるのは、位置情報です
位置情報以外の撮影日時、サイズ、撮影条件、デバイスだと、そこまで気にしなくてもよいのかなとも思いますが、位置情報があるとどこにいるかがわかってしまいます
時刻情報で撮影場所にいつ行って撮影したかがわかるのが問題となることもありますが、位置情報については、残っていると画像からはわからない場所でも、いつどこにいたかが特定できてしまいます
旅行先の写真、観光地や街なかなどであれば、EXIF情報を見るまでもなく写真に写っている内容で場所が特定できることも多いのですが、どこにいるかわからないように撮った写真や、自宅や職場周辺とか、友人知人親戚宅周辺などプライベートな写真にEXIFの位置情報が残ってしまうと、どこにいるか、どこに住んでいるか、普段よく立ち寄る場所がどこかなどの個人情報が画像から漏れてしまうことになります
したがって、ブログやSNSなど公衆の場へデジタル画像データを出す際には、EXIF情報を適切に処置しておかないとならないわけです
WordPressでのEXIF情報の削除
スマホなどでは位置情報の利用の設定で、カメラでは位置情報を使わない設定にしておけば、位置情報がEXIF情報に入ることはなくなるので、対策としてはそれでも良いかもしれません
しかし、EXIF情報が残っていると、デジタル画像を整理する際には便利です
位置情報が残っていると、パソコンでデジタル画像ファイルを開いて、ファイル情報を表示させると、撮影場所の地図が表示されますし、クラウドの写真データ保存サービスなどでは、位置情報を元に自動的に場所に紐付いたアルバムを作成してくれたりもします
どこで撮ったか写真を後から見てわかるのは便利です
そこで、WordPressでデジタル写真画像を利用する場合には、EXIF情報の処置が必要になります
WordPressプラグイン EWWW Image Optimizer
EXIF情報削除するプラグイン EWWW Image Optimizer
EXIF情報を削除できるプラグインがあります
デジタル画像の圧縮もやってくれます(無料版は少しサイズが小さくなるくらいですね)
EWWW Image Optimizer です
プラグインをインストールすると、プラグインの設定で、メタデータを削除というのがあります
これで、WordPressにアップロードするデジタル画像から、EXIF情報を削除してくれます
EWWW Image Optimizer 利用する際の注意
WordPressブログで、すでにたくさんのデジタル画像を使っている場合についてです
すでに過去からWordPressにアップロードしているデジタル画像については、このメタデータ削除にチェックを入れるだけではだめです
EWWW Image Optimizerでメディア一括変換を行わないとなりません
やり方は、簡単です
プラグインの設定画面の上のほうか、またはメディアのメニューに、一括最適化というのがありますから、「最適化されていない画像をスキャンする」をやればいいのです
画像が多いとかなり時間がかかりますが、待っていればできます
EWWW Image Optimizer メディア一括変換実施結果
それで、メディア一括変換をやってみました
すでに大量の画像を使っている状態で行ったので、時間は一時間以上かかりました
ここで問題が発生しました
なんと画像が横向きになってしまっているのが出てきてしまいました
それとアイキャッチ画像で黒い余白がでる画像も出てきてしまいました
けっこうな数の画像で発生してしまいました
アイキャッチ画像は、あまりサイズを気にせず、サイズを統一せずに使用していたことが余白に影響がでたようです
アイキャッチ画像で対応必要なものはそれほどの数はなくてよかったのですが、横向きになっている画像はどれくらいあるのか、調べてみないとわからない状態でした
画像が見られなくなってしまったわけではないので、あわてずゆっくり粛々と直していきましたが、けっこう数がありました
デジタル画像の圧縮とEXIF情報の処理
デジタル画像の最適化 リサイズと画質低下でサイズ圧縮
EWWW Image Optimizerは、EXIF情報の処理とともに、デジタル画像の圧縮もやってくれるプラグインです
スマホやデジタルカメラで撮った写真をWordPressのサイトでそのまま使用していると、デジタル画像のサイズが大きくディスク容量をどんどん食っていってしまいます
さらに問題なのは、WordPressサイトの表示時にデジタル画像データの読み込みに大きな負荷がかかりサイト表示が遅くなってしまう要因になります
デジタル画像は必要十分にリサイズして、見た目の画質が落ちない程度に画像品質を落とし、サイズ圧縮して使わないとなりません
しかし、EXIF情報を削除するだけならば、EWWW Image Optimizerプラグインでも良かったのですが、EWWW Image Optimizerで十分に大きな圧縮しようとすると有料になります
1枚1円ぐらいだったと思うのですが、WordPressではアップロードした1枚の画像をいくつものサイズに自動的に変換していろんなサイズの画像を使っていますので、アップロードする枚数よりもかなり枚数が増えてしまいます
何千枚、何万枚となってくると必要な金額が大きくなってしまいます
デジタル画像の最適化ツール リサイズ超簡単!Pro
そこで、WordPressにデジタル画像をアップロードする前に画像圧縮ツールを使って、画像圧縮をあらかじめかけて画像サイズを小さくしてからアップロードするようにしました
EXIF情報の処理もできるツールなので、現在はEWWW Image Optimizerプラグインを利用せず、アップロード前に画像を処理するようにしています
こちらで説明しています
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